この度、ハリウッドに初めて真の“演技”をもたらし、24歳でこの世を去った20世紀最大のスター、ジェームズ・ディーンと、その死の直前の一番輝いていた瞬間を捉えた「LIFE誌」の天才写真家デニス・ストックとの知られざる2週間の旅路を描いた、映画『ディーン、君がいた瞬間(とき)』が、12月よりシネスイッチ銀座他全国順次公開いたします。
ジェームズ・ディーンを演じるのは、『アメイジング・スパイダーマン2』のデイン・デハーン。スターになる前のジェームズ・ディーンの才能を見出す写真家のデニス・ストックには、『トワイライト』シリーズのロバート・パティンソン。監督は、カンヌ国際映画祭カメラドール賞を受賞、ザ・ローリング・ストーンズ、U2、ビョークなど名だたるアーティストに愛される伝説の写真家、アントン・コービン。自身も写真家として活躍するからこそ描く事のできた、写真家デニス・ストックの視点から見たジェームズ・ディーンをリアリティたっぷりに描き、死の直前の一番輝いていた瞬間を捉えました。
製作にはアカデミー賞(R)作品賞に輝いた『英国王のスピーチ』のスタッフが再集結。音楽は『her/世界でひとつの彼女』でアカデミー賞作曲賞ノミネートとなったオーウェン・パレットが担当し、華麗なジャズサウンドで50年代のムードを作りあげています。

▼映画『ディーン、君がいた瞬間(とき)』予告編
https://youtu.be/eNvZKDiuStA

憧れのスターを演じることに、当初は抵抗があったというデイン・デハーンですが、50年代の男性特有のたくましい体つきになるために、3ヶ月で11キロ以上も体重を増やすといった肉体改造や毎日約2時間かけておこなうメイクで、目の色、髪型、眉毛の1本1本、そして耳たぶに及ぶまで、細かく再現。また、ディーンの仕草や、話し方、考え方にいたるまであらゆる著書や読み、インタビューをたくさん見るなど内面的な部分に関しても徹底的に調べあげたといいます。映像内では、そんなデハーンのこだわり抜いた役作りで完成された、デハーンならではのジェームズ・ディーンの姿が映し出されています。
ロバート・パティンソン演じる天才カメラマン、デニス・ストックと共に出かけた撮影旅行で、互いの才能に刺激されながら、心の内を露呈していく2人。今明かされる死の直前のディーン最後の旅に注目です!映像の最後には、LIFE誌に載り、ジェームズ・ディーンの名を一躍有名にした写真が誕生する瞬間が切り取られています。

第28回東京国際映画祭特別招待作品として上映予定となっている本作。映画祭での登壇にあわせまして、10月23日(金)、24日(土)にアントン・コービン監督の来日も決定しております。

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執筆者

Yasuhiro Togawa