クロックワークス/アルバトロス・フィルム配給にて、10月31日(土)公開となります、フランスで驚異的な大ヒットを記録し、多くの観客を笑いと涙で包んだ話題作『エール!』(原題:La famille Bélier)。

 この度、先日開催されたフランス映画祭2015(会期:6月26日〜29日)のオープニング作品に選出された本作が、見事観客賞を受賞いたしましたので、ご案内申し上げます。 
(※観客賞は、観客の皆様のアンケートから、満足度の平均点で決定します)

 同映画祭でエリック・ラルティゴ監督と主演のルアンヌ・エメラが初来日を果たし、オープニングセレモニーに登壇、映画鑑賞後のお客様からの質問に答えるティーチインイベントに参加しました。
オープニングセレモニーで、「日本に来られて本当に幸せです!」と嬉しそうに語ったエリック監督とルアンヌ。本編上映が終わると割れんばかりの温かい拍手と涙で鼻をすする音が会場のいたるところから聞こえてきました。

 ティーチインイベントでは、舞台に2人が姿を現すと大きな拍手が巻き起こり、エリック監督とルアンヌは感無量といった様子。イベント中、たくさんの手が挙がり、質問に1つ1つ丁寧に答える2人でしたが、ルアンヌからお客さんに「フランスと日本の手話は違いますか?」と逆質問すると、1人の聴覚に障害のある男性が手話で「素晴らしかった!ブラボー!全て理解することができました」と強く応答。 そのやりとりを見ていたエリック監督も、「もし健聴者が日本語を覚えようと思ったらきっと15年くらいはかかってしまうと思います。でも手話を使ったら、外国に行っても1日、2日でコミュニケーションを取ることができるんです。これは本当すばらしいことだと思います!」と発言。感極まった表情のルアンヌとともに、ゲストと観客が一体となった稀にみる感動的なトークイベントになりました。

 2014年12月17日にフランスで公開されるやいなや、多くの観客に愛され、4週連続 1位を獲得、12週連続でTOP10入りを果たし、750万人が涙した超話題作の映画『エール!』。主役のポーラを演じるのは、人気オーディション番組で注目を集めた新人ルアンヌ・エメラ。奇跡の歌声で観客を包み込み、本年度セザール賞最優秀新人女優賞を受賞しました。10月31日(土)、ルアンヌの奇跡の歌声が日本を圧巻、感動の渦を巻き起こします!

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執筆者

Yasuhiro Togawa