この度、1947年にメゾンが設立されて以来、多くの人々を魅了して止まない老舗ブランド『クリスチャン・ディオール(Christian Dior)』が、全面協力のもとで初めて公開されるビッグメゾンの裏側を追った、ドキュメンタリー映画、『ディオールと私』(原題:Dior&I)が3月14日(土)にBunkamuraル・シネマ他全国順次公開される運びとなりました。

誰もが憧れる老舗ファッション・ブランド、クリスチャン・ディオール。1905年フランスの小さな町グランヴィルで生まれたクリスチャン・ディオールの初めてのコレクション発表は、1947年2月12日。それから65年後の2012年、新しくデザイナーに就任したのは、オートクチュール未経験のラフ・シモンズ。ベルギー出身、自身の男性ブランド、そしてジル・サンダーで活躍する彼の抜擢は、ファッション業界を驚かせた。そして、それはパリ・ディオールのアトリエで働く経験豊かなお針子たちにとっては新たな挑戦の始まりとなった。パリ・コレクションまでに与えられた時間は異例の8週間、それは通常4〜6ヶ月の準備期間の半分以下で54体のオートクチュールを完成させなければならないということ。ラフが提案する斬新なアイディアとデザインをもとに、寝る間も惜しんで一枚の布に命をディオールの魂を吹き込むお針子たち。エレガンスなドレスに隠された、デザイナーと職人たちの誇りと情熱をかけた戦いは、見るものすべてを魅了する。

 
◆ディオール氏の生誕110周年となる2015年、ディオール氏本人&本作の未公開場面カットを公開!
2015年1月21日はクリスチャン・ディオールの生誕110周年となる記念すべき日であり、それを記念して、劇中に登場するディオール氏の姿と、本作の貴重な未公開画像が一挙解禁される。解禁される未公開場面写真には「クリスチャン・ディオール」が生家の庭で、椅子に座りイラストをしている様子や、コレクションで使用された壁一面を覆う約100万本の生花、そしてディオール氏がファッション界に革命を起こしたドレスが作られた“パリ・アトリエ”の様子などがある。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=53321

執筆者

Yasuhiro Togawa