全世界にトラウマを刻み込んだ、超人気パニック・ホラーシリーズ最終章

 2007年、スペイン映画界が放ったパニック・ホラー『REC/レック』は、バルセロナの古めかしいアパートメントを舞台に、謎のウイルスに脅かされる人々の壮絶なサバイバルをP.O.V.のドキュメンタリー・スタイルで描き、世界中の観客を凍りつかせた。そんなグローバル時代の21世紀における今そこにある危機=“感染”の恐怖を、最もリアルかつダイナミックに映像化してきたシリーズが、待望の最新作『REC/レック4 ワールドエンド』でついに完結の時を迎える。物語は『REC/レック2』のラスト・シーンの直後からスタートし、バルセロナを飛び出して海上の密閉空間へ。そこでの新たな感染パニックは人類存亡の危機さえも予感させ、シリーズ最終章にふさわしい壮大なスケール感をみなぎらせている。世界中に感染パニックのトラウマを刻み込み、拡散&増殖を繰り返してきたシリーズは、はたしてこの最終決戦でいかなる驚愕のエンディングを迎えるのか。

2015年1月31日(土) 新宿武蔵野館ほか全国順次公開

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執筆者

Yasuhiro Togawa