現在ロングラン大ヒット中の映画『チョコレートドーナツ』。4月19日にシネスイッチ銀座1館にて連日満席立ち見の大ヒットスタートの後、急遽拡大公開。口コミが広がり、公開15週目の現在でもその驚異の動員は止まることなくロングラン上映中です。公開館は1館からついに100館を超えました。

 

本作は、1970年代のアメリカを舞台にゲイのカップルがダウン症の男の子をひきとって育てようと奮闘するストーリー。血のつながりを超えた家族愛や俳優たちの名演技と同様に、音楽が本作の大きな魅力のひとつです。特に、トニー賞受賞経験もある実力派アラン・カミングがラストに全身全霊で歌うボブ・ディランの名曲「I Shall Be Released」に心を揺さぶられ涙したという観客が続出。公開が始まるとすぐにサウンドトラックに関する問い合わせが殺到し、iTunesのサウンドトラック部門で『アナと雪の女王』の各種サウンドトラックと並び堂々4位にランクイン。あまりの反響の大きさに、アメリカ本国が動き急遽CD盤サウンドトラックの発売決定。さらに、日本のみ特別に8月1日の先行発売が決まりました(本国での発売は9月8日)。

 

CD発売が決定するやいなや、Amazonではヒット商品2位(7/8)にランクイン、最近でも楽天ブックスのCDサウンドトラック日別ランキング2位(7/26)になるなど、映画のサウンドトラックとしては通常の2〜4倍という異例の予約枚数を記録。店頭からも注文が殺到し、発売前にも関わらずメーカーの在庫が一時欠品状態に。発売前としては異例の追加輸入が決定しました。

 

サウンドトラックには、前述のアラン・カミングの曲のほか、79年のディスコ・チャート1位に輝いたフランシス・ジョリ「Come To Me」をはじめとする70年代のヒット音楽が満載。映画の最後を余韻たっぷりに締めくくってくれるルーファス・ウェインライト「Mataphorical Blanket」も収録。90年代以降のアメリカのロック・シーンを代表するシンガー・ソングライターであり、ルーファス・ウェインライトが本作のために書き下ろしたオリジナル曲が聴けるのもファンにとっては大きな魅力となっています。

 

渋谷シネパレスほか、都内はじめ全国にて夏休みもまだまだ公開中の映画『チョコレートドーナツ』。サウンドトラックCD発売への観客の反応の大きさにますます盛り上がりをみせている。

 
【サントラCD発売について】

■チョコレートドーナツ オリジナル・サウンド・トラック 

発売日:2014年8月1日(金) 

品番:RBCP-5456 JAN:4545933154568  価格:2,500円(税抜) 

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執筆者

Yasuhiro Togawa