ウィーン美術史美術館の名作を原寸大の出力で紹介

フランスの美術館や博物館を通じて、フランスの芸術に親しんでいただくことを目的に創設されたメゾン・デ・ミュゼ・ド・フランセ(MMF)が、12/17公開映画「ブリューゲルの動く絵」との連動企画で、ブリューゲルをテーマに展示を行います。

フランス国立美術館連合(RMN)発行の絵本に基づき、AからZまで、アルファベットでブリューゲルの人生を紐解く展示を開催します。
また、この絵本に登場する絵画のうち代表的な作品を原寸で出力し、より実物に近い状態でお楽しみいただきます。

映画「ブリューゲルの動く絵」は、絵画作品の新しい鑑賞の仕方を映画の中で経験することができる、極めて独創的な作品です。映画では、ウィーン美術史美術館に展示されているブリューゲルの名作の1つ、『十字架を担うキリスト』が題材となっています。作品保護ののためにオーストリア国外へ出る事のない名作を、日本に居ながらに楽しんでいただける機会と思い、展示を企画いたしました。

映画のプレミア上映は、パリのルーヴル美術館で行われ話題となり、上映中止になりそうな程、大勢の観客が押し寄せました。さらに、今年のベネチア・ビエンナーレでは、同映画のアート作品が展示され、美術ファンからも注目されていることが実証されています。10月の東京国際映画祭では、正式招待作品として上映され、終映後には、大きな拍手をいただき、映画ファンにもお楽しみいただけました。

本展示では、遠くウィーンに思いを馳せながら、銀座のMMFでブリューゲルの世界を原寸で楽しんでいただければと思います。

【展示会『AからZで紐解くブリューゲルの人生』】
12月1日(木)〜1月17日(火) 銀座メゾン・デ・ミュゼ・ド・フランス 入場料無料
中央区銀座7-7-4DNP銀座アネックス ギャラリー 03-3574-2380
営業時間11:00-19:00  定休日 日・祝日(年末年始)
公式ホームページ   http://www.museesdefrance.org/top.html

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執筆者

Yasuhiro Togawa