この度、昨年9月に第7回ラテンビート映画祭のオープニング作品として上映され注目を集め、今年8月より、銀座テアトルシネマ他にて全国順次公開する『ペーパーバード 幸せは翼にのって』が、第37回シアトル国際映画祭で観客賞を受賞しました。

この映画祭は、全米最大規模を誇る国際映画祭。日本からは『ノルウェイの森』(トラン・アン・ユン監督)や『アウトレイジ』(北野武監督)なども出品され、70か国450以上の作品が上映された中での受賞となりました。本作品は、昨年の第34回モントリオール世界映画祭でも観客賞を受賞。また、第22回パームスプリング国際映画祭観客賞ノミネートなど、世界各国の観客からで支持されていることが伺えます。

本作品は、スペイン内戦時代から、フランコ独裁政権という時代を背景に、少年との出会いによって生きる希望を見出す喜劇役者を描いた作品です。
監督は、代々続くサーカス・アーティストの家系で、スペインの国民的芸能一家出身のエミリオ・アラゴン。今回が初監督作品です。主演はスペインの個性派人気俳優イマノル・アリアス(『セクシリア』『私の秘密の花』)。共演は『抱擁のかけら』のルイス・オマール。少年ミゲルを演じるのは『永遠のこどもたち』の天才子役、ロジェール・プリンセプ。深い悲しみを背負った主人公と、孤独な少年の心の交流が、生きることの悲しみと喜びを、笑顔ともに教えてくれる—。

感動的。映画を観終わった後も、思い出さずにはいられない物語だ。(CADENA SER)
口コミで広がること間違いなし。(www. boxoffice.com)
『Paper Birds』は、型破りで、温もりにあふれた映画だ。(FOTOGRAMAS)
現代において、最高のクラッシック映画を見たような体験。(RNE1)
生きていることってなんて素晴らしいんだと思える映画。(TVE)

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執筆者

Yasuhiro Togawa