「ムーランルージュ新宿座」とは、昭和6年に新宿南口に開館した芝居とレビューの劇場で、浅草のアチャラカと違って、魅惑的なレビューダンス以外にも風刺劇やコント、歌などで、学生・知識層の人気を集め、戦争を挟んで、20年間、新宿の娯楽の殿堂だった。

この小さな劇場から有島一郎、望月優子、明日待子、森繁久弥、三崎千恵子、由利徹
などの名優が巣立ち、演出家や舞台美術家は今の映画界やテレビ界にその後大きな功績を築きました。
テレビのバラエティーや、今の小劇場ブームの原点はまさにここにあります。

本作は、生誕80周年、閉館60年にあたり、数少なくなったムーランルージュの出演者たちに取材をし、隠れていた貴重な資料、証言で綴った、感動の記録映画です。
当日は、かつてのスタッフ、トップスターたちが60年ぶりに同窓会のように全国から集まります。

6月4日(土)19時〜 なかのZERO小ホール にて
上映時間:1時間50分
ステージトーク:20時50分〜
  野末陳平 森川時久 大隅充 他出演者の皆さん
前売り券 1200円/当日券 1500円

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執筆者

Yasuhiro Togawa