日本ではあまり馴染みのないシンガポール映画。若く、小さな映画界でありながら、才能の宝庫であり、世界的に注目度が高くなっています。Sintok シンガポール映画祭では、その中から世界や日本の映画祭上映で好評得た作品、新旧の長編からドキュメンタリー、注目の若手監督の短編とデビュー長編など全9 プログラムを上映します。これまでの流れを振り返り、新しい世代の勢いを感じていただきたいと思い、この映画祭を企画しました。
来日する監督およびオンラインで参加をする監督や俳優とのQ&A や交流を通して、観客の方々にシンガポール映画界の現状、映画の背景や新たなシンガポールの発見をする場を設けたい。そしてゲストたちにも日本とその観客に触れることで、その世界感にインスピレーションを受ける機会となって欲しいと思っています。
Sintokシンガポール映画祭は4名の実行委員とボランティアによる非営利の映画祭です。

★☆Sintokとは:SingaporeのSinとTokyoのtokを合わせたものです

上映作品 (*『4:30』『ミー・ポック・マン』のみ35㎜、それ以外はDV−CAM)
A:『シンガポール・ドリーム』 2007年 東京国際映画祭「アジアの風」最優秀アジア映画賞授賞
B:『愛を探すこどもたち』 ブライアン・ゴソン・タン デビュー長編 *日本初上映 *監督来日予定
C:『ゴーン・ショッピング』 ヒット・メーカー、脚本家として有望視される監督のデビュー長編
D:『4 : 3 0』 昨年『881 歌え!パパイヤ』が劇場公開されたロイストン・タン監督の感性溢れる秀作
E:『ブー・ジュンフェン短編集』 *日本初上映作品を含む。*監督来日予定
F:『タン・ピンピン特選』 受賞経験も豊富なドキュメンタリー作家の二作品*日本初上映
★エリック・クー監督特集:2008年のカンヌ国際映画祭で、長編4作目の『私のマジック』がシンガポール映画として初めてコンペ部門に選ばれたエリック・クー。シンガポールを代表する監督であり、映画界を牽引するプロデューサーでもあるクー監督のデビュー作から3作目までを特集上映。
G:『ミー・ポック・マン』(95) H:『1 2階』(97) I:『一緒にいて』(05)

来日ゲスト(トークセッション、Q&A)
◎ブー・ジュンフェン 『ブー・ジュンフェン短編集』監督『愛を探すこどもたち』出演: 9月5, 6, 7日
◎ブライアン・ゴソン・タン 『愛を探すこどもたち』監督: 9月12, 13日
オンライン中継での Q&A も予定しております
●ユーベン・リム(俳優) ●ヤオ・ヤンヤン(俳優) (共に『シンガポール・ドリーム』)
●コリン・ゴー&ウー・イェン・イェン(『シンガポール・ドリーム』 監督)
●ウィー・リーリン(『ゴーン・ショッピング』 監督)
●ロイストン・タン(『4 : 3 0』 監督)
★9月5日(土)『愛を探すこどもたち』上映前には、オープニングイベントも予定しています。
*イベントは諸事情により当日中止・変更になる場合がございます。あらかじめご了承下さい。

2009.9.5(土)∼9.13(日) シネマート六本木 にて開催!

ゲストに関して、およびその他詳細はウェブサイトをご参照下さい。
http://www.sintok.org/

執筆者

Yasuhiro Togawa