「わたし出すわ」。突然帰郷した彼女の申し出に、つい受け取ってしまった大金─

本作品は『家族ゲーム』『間宮兄弟』『椿三十郎』などなど、話題作を世に送り続ける森田芳光監督の『(ハル)』以来13年ぶりの完全オリジナル作品。常に時代の先を捉えてきた監督の今回のモティーフは「お金」の使い方。サブ・プライムローンに端を発した世界的経済不況の真っ只中に生きる我々に、「明日の幸せのつかみ方」のヒントを教えてくれます。森田監督の集大成的作品である本作に、単独初主演作品となる小雪ほか、黒谷友香、井坂俊哉、山中崇、小澤征悦、小池栄子、仲村トオルという実力派かつ豪華キャストが集結しました。
その主題歌がこの度、辻詩音の歌う「ほしいもの」に決定!映画に感銘を受けた辻詩音が本作品のために特別に書き下ろし、森田監督もその才能を絶賛!!映画の鑑賞後感を盛り上げています。
辻詩音は、2008年11月12日にデビューした弱冠19歳のシンガー・ソングライター。デビュー曲「Candy Kicks」が、10代女性ソロ・アーティストとしては史上最多の数字となる、全国ラジオ/テレビ46局でパワープレイを獲得したことが話題を呼びました。
映画ポスタービジュアルも解禁!今月27日(土)より全国劇場にて掲出されます。

●森田芳光監督コメント
提案を受けた数十アーティストの中で、彼女が持つ音色に存在感を感じ、辻さん自身が書いた歌詞が(主人公の)摩耶に似ているとも思いました。
そして、映画のラッシュを観て、映画から発想して曲を書き下ろしてくれ、映画主題歌としていちばん良い出会いを得られました。「観客の皆さんがこうやって観てくれたらどんなに嬉しいだろう」と僕が思うように、まだ10代の彼女が映画から発想して曲を作ってくれて嬉しかった。大人の観客はもちろんまだ若い10代の方にも映画をこう感じてもらえたら監督としてどんなに幸せかと思い、辻詩音さんを抜擢しました。

●小雪コメント
「この映画独特の世界観を最後にしっとりと仕上げるような素敵な曲だなと思いました。」

●辻詩音コメント
映画の主題歌を歌いたいというのをデビュー前からずっと言っていたので、夢がひとつ叶った!という感じでほんとに嬉しいです。
曲を「書き下ろし」するというのは初めてでしたが、主人公の不器用さや人との繋がりを求めるところに共感したとき、一気にメロディーと言葉が溢れてきました。
情報がたくさん溢れてる毎日だけど、本当に「ほしいもの」はすごくシンプルなものなんだ…と私自身が感じたことを歌にしています。
私にとってすごく大好きな曲になりました☆
この映画にであえたことに感謝しています!
ぜひ聴いてみてください。

辻詩音 プロフィール
1990年(平成2年)1月10日、横浜生まれ。19歳。シンガー・ソングライター。
幼少の頃から書き溜めた詩のストックは50冊以上。昨年11月、シングル”Candy kicks”でメジャー・デビュー。
全国のテレビ・ラジオ46局でのパワープレイ獲得という、10代女性ソロ・アーティストの史上最多記録を樹立。
同曲で第2回レコ直♪新人杯グランプリ獲得!!今年2月にはテレビ・アニメ”BLEACH”のエンディング・テーマ、”Sky chord〜大人になる君へ〜”をリリース。さらには早くもこの8月5日(水)にサード・シングル”M/elody”(メロディ)を発売予定。デビュー前から福岡cross fmでレギュラー番組、”辻 詩音のRADIO KICKS!”のナビゲーターとして活躍、 “WHAT’s IN?”、”JILLE”で連載ページを担当する他、10代の女の子たちを中心にファンの輪は広がり続けている。

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執筆者

Yasuhiro Togawa