一生忘れない、はじめての冒険。
「ママはきっと、ぼくを待ってる」
愛犬アンと共に少年は小豆島目指して旅に出た。
母が記憶を失っていることを知らずに。

小学3年生の大志(たいし)(武井 証)は父・一志(阿部サダヲ)と二人暮らし。
母・琴美(鈴木京香)はデザインの勉強のためパリに長く留学中で、週に一度届く母からの手紙が大志の一番の楽しみだった。しかし夏休みのある日、ふとしたことから母がパリではなく瀬戸内海の小豆(しょうど)島(しま)にいることを知る。
どうしてパパとママはぼくに嘘をついているんだろう・・・。
どうしても母に会わなければと思った大志は、母にもらった黄色い自転車に乗って、愛犬のアンを連れ、500km離れた小豆島に向かって冒険の旅に一歩踏み出した。

犬+自転車+瀬戸内の自然+無くなる記憶+さだまさし=
この夏一番の’出会いと感動!’

「涙でページがめくれない」と話題になった新堂冬樹のベストセラー「僕の行く道」を、人気TVシリーズ「古畑任三郎」の演出等で高く評価された『子ぎつねヘレン』の俊英、河野圭太が完全映画化。出演は、主人公の少年に大ヒット作『いま、会いにゆきます』の映画版、ドラマ版両作に主演した天才子役、武井 証。難役である母親には数々の映画、テレビで幅広い活躍を続ける日本を代表する女優の一人、鈴木京香。妻と息子の間で苦悩する父親には『舞妓Haaaan!!! 』などの個性的な演技で人気の実力派、阿部サダヲ。そしてさだまさしが、この映画のために書き下ろした主題歌「抱きしめて」も聴き逃せません。旅先で少年がたくさん人々と出会い、やさしさに触れ、少しだけ成長した時、彼が知る切なすぎる真実とは・・。笑って泣ける、夏にぴったりのさわやかな感動作です。

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執筆者

Yasuhiro Togawa