映画を中心とした映像芸術を媒介として、日本におけるヨーロッパ映画の普及に寄与すると共に、日本とヨーロッパ諸国との相互理解を図り、また関西の文化活動の発展に貢献すべく、 実行委員長パトリス・ボワトーの呼びかけのもと、賛同頂いた方々のご協力あって、1994年11月に第1回大阪ヨーロッパ映画祭が開催されました。以来、未公開のヨーロッパ最新作の中でも「芸術性、社会性に優れた深みある作品」を中心に厳選して上映する、という一貫したスタイルで関西発の文化祭典として定着、今年で15周年を迎えます。

ヨーロッパが持つ多様性に富んだ視点や物事の捉え方を、映画祭そのものから実感して頂ける構成で、 開催年ごとに様々なプログラムを設け、多彩なイベントを、リサイタルホール他、大阪市内各所で約1ヶ月に渡り開催しています。本年度は、「ヨーロッパ最新初上映」のオープニング特別イベントとして、今年生誕100年を迎えるデビッド・リーン監督の名作「アラビアのロレンス」をニュープリント初上映、また映画音楽誕生100年を記念し、同作品を含む3回のアカデミー作曲賞受賞に輝いた映画音楽界の巨匠モーリス・ジャール氏を名誉委員長として舞台に迎えます。

また、カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞作品やゴヤ賞7部門受賞作品などの話題作9本を上映します。世界10数カ国でこの秀作の数々は、その国ならではの芸術性、高いクオリティーを持っています。そして、 それらの作品を生み出した映画人が多数来日し、上映後には直接意見を交えるディスカッションやサイン会、そして国際流パーティーを実施します。

日本とヨーロッパの文化交流を、より良く発展させて行きたい、という当映画祭の趣旨をご理解頂き、この交流の機会に是非足をお運びください。

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11月1日〜9日 梅田スカイビル空中庭園展望台40F
■展示会 映画界のエトワール・一期一会

11月8日(土)〜12月5日(金)プ ラネットプラスワン
■ヌーヴェルヴァーグから遠く離れて
フランス映画が最も輝き、革新的だったヌーヴェルヴァーグ! それは今から半世紀前、若者が映画を手に入れた時代であった。今、再びヌーヴェルヴァーグを回顧しよう。若い映画が再び甦る!

11月15日 (土) & 16 日(日) / クレオ大阪中央、キッズプラザ大阪
■キンダーフィルム特集
エストニアの子供達から届きました!

11月15日(土)〜11月28日(金)シネ・ヌーヴォ
■東欧・ロシア“20世紀・映画の旅”
かつて鉄のカーテンの向こう側だった東欧・ロシアの映画の旅へご案内。歴史、芸術から性の事情まで、共産主義社会の秘密を一挙公開!

11月21日(金)リサイタルホール
■伝説の巨匠 デビッド・リーンとモーリス・ジャール
コロンビア・スタジオ85周年日本支社開設75周年記念ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは、コロンビア・スタジオ創設85周年、日本支社開設75周年を記念し、同社が誇る不朽の名作「アラビアのロレンス」を、ニュープリント初上映いたします。

11月22日(土)〜24日(月・祝)リサイタルホール
■ヨーロッパ最新映画作品初上映
映像芸術に関する多彩なイベントで彩られる大阪ヨーロッパ映画祭。関西発の国際的・文化的祭典として多くの観客の皆様に支持され、15周年を迎えることとなりました。今年は未公開の長編映画の中から選りすぐりの10本をご紹介。

2008年11月23日(日(月祝))21:00〜5:00 / CLUB NOON
■大阪ヨーロッパ映画祭、SONORE & CLUB NOON present MOZZARELLA PANIC TOUR !

11月28日 (金) /  大阪厚生年金会館
■オールナイトイベント
世界のCMフェスティバル2008

11月28日(金)〜 29日(土)シネマ・アンジェリカ 渋谷/東京
■大阪ヨーロッパ映画祭 in 東京
大阪ヨーロッパ映画祭 in 東京は今年で3回目になります! 今年も、シネマ・アンジェリカと提携して、日本未公開のヨーロッパ最新映画7本をご紹介いたします。

★大阪ヨーロッパ映画祭公式HP::http://www.oeff.jp/

執筆者

Naomi KannoNaomi Kanno