今秋、9月13日(土)〜10月10日(金)の間、「海外アートアニメーション@トリウッド 2008秋」を開催します。14回目を迎えるトリウッドでの海外ショートアニメーション特集。今回の目玉は、北欧アニメーション。スウェーデン、フィンランド、ノルウェーから、最近の19作品が大集合します。

北欧では、創立10年未満の若いスタジオが長編を制作し、”北の新感覚=ノルディックなアニメーション”で、世界のアニメーションビジネスを変えていくのではないか!?というほどの勢いで、世界市場に打って出ています。今回紹介するのも、そんな作家たちのショートアニメーションです。さらにカナダ作品7本を加え、計26本、手描き、立体の伝統的手法の作品から、デジタルアニメーションやフラッシュ作品まで、様々なアニメーションをお楽しみいただけると思います。

また、2007年カンヌ国際映画祭の公式コンペティション出品『Looking Glass(鏡の中に)』のアニメーション作家エーリック・ローゼンルンドさんが来日され、トークイベントを開催いたします。北欧のアニメーション製作現場からご自身の作品製作秘話までじっくりお話していただきます。

<トークイベント詳細>
■ゲスト :エーリック・ローゼンルンド
■司会 :オフィスH 伊藤裕美
■開催日時:9月22日(月)・9月26日(金)
各日17:30の回上映後開催(トークは18:20ごろから予定)
■後援:スウェーデン大使館  協力:Swedish Film Institute

エーリック・ローゼンルンド(Erik Rosenlund)
経歴:1975年生まれ。イラストレーター、コミックス作家として活躍していた頃、アニメーションと工芸に興味を持ち、独学で制作を始める。スウェーデン・エクショのKonstfack美術工芸大学で2年間アニメーションを学ぶ。卒業直前に制作を始めた、表現派的ブラックコメディ『The Dark Side of the Morning』を自費で完成させ、数々の映画祭に出品し、高く評価される。2作目の『Compulsion(脅迫観念)』(03年)は、カンヌ国際映画祭批評家週間の7作品の1本に選ばれる。
『Looking Glass(鏡の中に)』は、2007年カンヌ国際映画祭の公式コンペティション出品。
http://www.erikrosenlund.com

執筆者

Naomi KannoNaomi Kanno