アメリカにとても辛口なアワードがある。この賞は最も愚かな方法で死んだ人に対し、バカな遺伝子を減らしたことへの感謝の気持ちから贈られるダーウィン・アワードという賞だ。ウェブサイトで展開されるこのブラックな賞がアメリカでは大人気。とうとうジョセフ・ファインズやウィノナ・ライダーが出演する映画にまでなってしまった。共演者は、ほかにもジュリエット・ルイスなどなかなかのスターぞろい。
高層ビルのガラスは絶対に割れないと言い張りそのガラスに突っ込んでいったり、乗用車にジェットエンジンをチューニングして爆走したりする人たちなどノミネート対象者は粒ぞろい。
ジョセフふんする保険調査員は、ダーウィン・アワード候補になりうる要因の人間を保険適用外にすれば、年間約2200万ドルの損失を防ぐことができるという算段から、アメリカ中のダーウィン・アワード候補を探し出す。
そんな、バカなと思わせながらも、実は本当にアメリカには、こんな保険調査員がいるんじゃないの? と思わせてしまうほどのリアルさが笑いのツボを押しまくる。
日本でも、そのダーウィン・アワード候補を探し出すべく(?)、「史上最強のおバカ決定戦!!」と銘打って、一般の方におバカな映像を撮って投稿してもらう企画も立ち上がった。何と10万円などの賞金付きだが、ダーウイン・アワード候補にならないかちょっと心配?

■日本一のバカを探せ!
http://filmo.tv/

■STORY
血を見ると失神してしまうという「血液恐怖症」のサンフランシスコ警察プロファイラーのマイケル(ジョセフ・ファインズ)。彼は連続殺人犯を目の前で取り逃がすという大失態を犯し、サンフランシスコ警察をクビになってしまう。仕事を探し始めた彼はある事に気づき、保険会社に自分を売り込みにいく。身の回りで起こり続ける“バカな事件を起こす人”に注目し、その行為には彼らの遺伝子が関係しているという仮説を立てたのだ。子供でも無茶だとわかる破滅的な計画を実行し、挙げ句に死んでしまった人には保険金を払う必要がないことを自分なら証明できると伝え、バカの原因が遺伝子にあることを証明できれば、年間2200万ドルの節約が可能だと力説した。保険会社は4週間を彼に与え、その期間中に能力を実証できれば採用すると約束。彼のパートナーには変死担当の保険調査委員シリ(ウィノナ・ライダー)が任命された。調査を進めていく2人を待ち受ける、数々の不思議な事件—。それは事故なのか?それともただのバカなのか?マイケルの異 
常な分析力で次々と真実が明らかにされていく時、人類の究極のバカさ加減が見えてくる!!

公式HP:www.darwin-awards.jp

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