★第59回現代中国映画上映会特別上映会★
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●上映作品:劇映画《過ぎにし年,迎えし年》
       1991年北京映画制作所・香港万科影業公司共同制作
       16mmカラー・ビスタサイズ  102分  日本語字幕つき
       原題◎過年 (The Spring Festival)
       第4回東京国際映画祭(1991)審査員特別賞受賞作
       監督◎黄健中(ホァン・ヂェンヂョン)
       脚本◎姜一(ヂァン・イー)  撮影◎李恬(リー・ティェン)
       主演◎李保田(リー・バオティェン)、趙麗蓉(ヂャオ・リーロン)
          六小齢童(リゥシァオリントン)
          丁嘉莉(ティン・ヂアリー)、胡亞捷(フー・ヤーヂエ)
          譚小燕(タン・シァオイェン)、梁天(リァオ・ティェン)
          馬暁晴(マー・シァオチン)、王麗云(ワン・リーユン)
          葛優(グー・ヨゥ)、史蘭芽(シー・ランヤー)
          申軍誼(シェン・チュィンイー)、高策(ガオ・ツー)

●上映日時:1月29日(土)  午前10:20〜(開場は10:00)
●上映会場:文京シビックホール(小ホール)
(文京区役所がある文京シビックセンター2F)
東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅 直結
都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 直結
地図: http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/civic.htm
●会 場 費:無料(会員)
      (非会員の方はその場でご入会いただくことでご覧いただけます)
●入 会 金:500円(同時入会可、有効期間1年)
年間フリーパス(8000円)もあります。

※無料上映のため割引券はご利用いただけません。

《過ぎにし年、迎えし年》
 1991年秋、第4回東京国際映画祭でインターナショナル・コンペティション
に出品され、審査員特別賞と最優秀女優賞(趙麗蓉)を受賞した《過ぎにし年、迎え
し年》は色々な話題を得ながらも、残念ながら、日本で公開されることはありませ
んでした。今回、現代中国映画上映会はこの作品を会員限定で特別に無料上映しま
す。
 改革開放に伴って農村に訪れた大きな変化を通して中国人の家族を描き出した秀
作です。この機会をお見逃しなくご覧下さい。

 “春節”と呼ばれる旧正月は、12億の民が大移動する季節だ。中国の家庭では、
バラバラに住む家族が一堂に会する年に一度の貴重な機会である。
 中国・東北地方の片田舎に住む父親は出稼ぎから大金を持って帰ってきた。旧正
月の休みにその両親と長男夫妻のもとへ、長女、次男、次女たちがそれぞれの連れ
合いを伴って帰ってきた。全員が都会に出ている。しかし、昔は仲良く過ごしたで
あろう兄弟姉妹たちが、今は生活環境も違い、経済状態にも微妙な差が出てしまっ
ている。その違いや父親の金をめぐり、せっかく一堂に会した家族たちが大喧嘩を
繰り広げた挙げ句、また散って行く。この家族はいったいどうなるのだろうか…。

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★第389回現代中国映画上映会特別上映会★
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●上映作品:劇映画《たまゆらの女(ひと)》
       2002年中国電影集団公司・三九影業有限公司など共同制作
       35mmカラー・ビスタサイズ  93分  日本語字幕スーパー
       原題◎周漁的火車(Zhou Yu’s Train)
       原作◎北村『周漁的吶喊』
       監督◎孫周(スン・ヂョウ)
       脚本◎孫周(スン・ヂョウ)、北村(ベイツン)
          張梅(ヂャン・メイ)
       撮影◎王顕(ワン・シエン)          音楽◎梅林茂
       主演◎鞏俐(コン・リー)、梁家輝(レオン・カーフェイ)
          孫紅雷(スン・ホンレイ)、李志敏(リー・ヂーミン)
          師春玲(シー・チュンレイ)、劉威(リゥ・ウェイ)
          李文華(リー・ウェンホァ)

      劇映画《ションヤンの酒家(みせ)》
       2002年中国電影集団公司第二制片分公司制作
       35mmカラー・ビスタサイズ  106分 日本語字幕スーパー
       原題◎生活秀(Life Show)    原作◎池莉『生活秀』
       監督◎霍建起(フォ・ヂェンチー)
       脚本◎思蕪(スー・ウー)      撮影◎孫明(スン・ミン)
       主演◎陶紅(タオ・ホン)、陶澤如(タオ・ズァルー)
          潘粤明(パン・ユェミン)、楊易(ヤン・イー)
          羅?遠(ルォ・ドゥユェン)、張世宏(ヂャン・シーホン)
          呉瑞雪(ウー・ルイシュエ)、李嘯塵(リー・シャオチェン)
          劉?(リゥ・ミン)

●上映日時:1月29日(土)   12:40開場(途中入れ換えなし)
        たまゆらの女   13:00
        ションヤンの酒家 14:55
        たまゆらの女   17:00
        ションヤンの酒家 18:55
●上映会場:文京シビックホール(小ホール)
(文京区役所がある文京シビックセンター2F)
東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅 直結
都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 直結
地図: http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/civic.htm
●会 場 費:(その場でお支払い下さい=チケット方式ではありません)
      1400円(会員)、1700円(非会員)
       (途中の入れ換えはありませんので、これで2作品ご覧になれます)
●入 会 金:500円(同時入会可、有効期間1年)
年間フリーパス(8000円)もあります。
100円割引券がHPにありますのでご利用下さい。

《たまゆらの女(ひと)》
 白磁の絵付師をする女・周漁(ヂョウ・ユィ)は毎週のように10時間も列車に
乗り、清貧な生活を送る恋人・陳青(チェン・チン)のもとへ通っていた。線路の
側にある彼の部屋で愛を語り、また元の生活に戻る彼女。図書館で司書として働く
陳青は詩人だった。彼の詩を周漁はとても大事にしていた。
 周漁は列車の中で無骨な獣医師・張強(ヂャン・チァン)に会った。ある日、張
強と一緒に陳青の詩に書かれていた湖を探しに行った周漁はその湖が実際には存在
しないことを知る。そして、張強から求愛された周漁はその言葉に動揺してしまっ
た。
 陳青はチベットで教師になることが決まり、彼は周漁を残してチベットに旅立つ。
一方、張強の下手な求愛に心を揺り動かされ、周漁は彼の家におもむく。しかし、
そこにいた男は張強ではなく…。

 陳青と張強という2人の男の間で揺れ動く女・周漁を、《心の香り》の孫周監督
が大女優・鞏俐を起用して描く男と女の愛の物語である。

《たまゆらの女》のオフィシャルHPは次をご覧下さい。
http://www.herald-arthouse.com/tamayura/
 

《ションヤンの酒家(みせ)》
 重慶の吉慶街で油煙と喧噪にまみれ、夜の屋台を切り盛りする女・来双揚(ライ
・ションヤン)。彼女は商売がうまく、毎日15kgもの焼鴨を売りさばいていた。
万一、残っても卓雄洲(ヂュォ・シォンヂョゥ)という男が全部買い上げてくれた。
すでに2年近く、卓雄洲は彼女のパトロン的存在と化していたが、彼女にそれ以上
近づくことはなかった。母親は双楊が15歳の時に亡くなり、父親は別の女と再婚
し出ていった。まだ小さい弟を養うため、彼女は吉慶街に最初に店を出した個人商
店主となった。と同時に、その街のアイドル的存在になっていた。彼女が営む店は
とても小さく、弟の名前をとり“久久”という名前だった。しかし、弟は薬物中毒
のため収容所に入っていた。
 ある日、来双元(ライ・シュァンユェン)の子供が彼女の家に転がり込んできた。
一週間たっても一向に帰る気配がない。それは、彼の妻・小金が部屋を乗っ取ろう
とするたくらみだった。このままでは残りの部屋も彼らに占領されてしまうかも知
れない。彼女は行動を開始した。
 ご無沙汰だった継母を訪ね、父親の老後の面倒を頼んだ。父親は長いあいだ顧み
なかった子供たちへの補償にあの部屋を与えると言った。また、彼女は部屋の管理
所長の張さんを高級レストランに連れ出して料理と酒を振る舞い、店で働く阿妹を
所長の息子に嫁がせる。所長は彼女の懸案を全て解決し、部屋の新しい権利証を交
付してくれた。
 最後に残るは卓雄洲の関係だった。彼女は湖の畔にある休暇村に彼を誘いだし関
係を持ったが、状況は期待したほどうまくはならなかった。しかし、それ以来、卓
雄洲は吉慶街から姿を消した。
 これが生活っていうもの。生活っていうものは、結局思った通りにならないもの。
しかし、来双揚の商売は順調そのものだった…。

 本作は、《山の郵便配達》《故郷(ふるさと)の香り》で世界的に注目を浴びた霍
建起監督の作品であり、2002年の上海国際映画祭でグランプリを受賞した。
 主演女優の陶紅(タオ・ホン)は公開予定の《アイ・ラブ北京》や《ビヨンド・
アワ・ケン》に出演しているほか、各種のテレビドラマで大人気の女優である。

《ションヤンの酒家》のオフィシャルHPは次をご覧下さい。
http://www.syonyan.com/

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★★★今後の上映予定★★★

1月29日(土) 10:20〜 《過ぎにし年、迎えし年》(過年、会員は無料)
         13:00〜 《たまゆらの女(ひと)》(周漁的火車)
         14:55〜 《ションヤンの酒家(みせ)》(生活秀)
         17:00〜 《たまゆらの女(ひと)》(主演:鞏俐)
         18:55〜 《ションヤンの酒家(みせ)》(主演:陶紅)
2月19日(土) 10:10〜 《ザ・トリートメント》(主演:梁家輝)
         12:10〜 《西洋鏡〜中国映画事始め》(主演:夏雨)
         14:20〜 《ザ・トリートメント》(主演:梁家輝)
         16:20〜 《西洋鏡〜中国映画事始め》(主演:夏雨)
         18:55〜 上映作品未定(1作品上映)
3月19日(土) 18:55〜 上映作品未定(1作品上映)
4月 9日(土) 10:20〜 上映作品未定(2〜3作品上映)
5月 7日(土) 10:20〜 上映作品未定(2〜3作品上映)
6月11日(土) 18:55〜 上映作品未定(1作品上映)
 7月 9日(土) 18:55〜 上映作品未定(1作品上映)

上映会場はすべて文京シビックホール(小ホール)になります。
文京シビックホール(文京シビックセンター)の地図は次のアドレスをご覧下さい。
http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/civic.htm

以上

現代中国映画上映会
http://www.parkcity.ne.jp/~gentyuei/