1932年、ロシアに生.まれた映像詩人アンドレイ・タルコフスキーは、わずか7本の長編映画を残し86年、亡命先のパリで54歳で亡くなりました。20世紀に人類が抱え込んだ様々な問題と対峠し、そこから生まれた美しく苦悩と感動に満ちた作品の数々は、いまだに世界の人々にはかり知れない影響を与えています。
本邦初公開となる習作『殺し屋』から、遺作『サクリファイス』のニュープリントでの上映、その創作のプロセスを追った貴重なドキュメンタリー2作品まで、21世紀への予言に満ちたタルコフスキーの映像世界をあらためて回顧します。また、週末には各界の著名人によるトーク・イベントも開催、タルコフスキーの映像作品の意味を解き明かしたいと思います。
また、同時期に都内の複数の書店にて「タルコフスキー・ブックフェア」の開催を予定しています。

期間:2002年10月下旬より11月の6週間(42日問)
   ※期日・時間等は9月上旬に詳細確定。

劇場:シアター・イメージフォーラム Tel 03-5766-0114

《上映作品》
●アンドレイ・タルコフスキー監督作品
『殺し屋』共同監督作品/1958年/19分/日本初公開
『ローラーとバイオリン』1960年/46分
『僕の村は戦場だった』1962年/94分
『アンドレイ・ルプリョフ』1967年/182分
『惑星ソラリス』1972年/165分
『鏡』1975年/106分
『ストーカー』1979年/163分
(以上、配給:ロシア映画社)
『サクリファイス』1986年/149分/ニュープリント
(配給:フランス映画社)
●関連作品
『in「ノスタルジア」』1984年/98分/ドキュメンタリー
『in「サクリファイス」』1988年/1QO分/ドュメンタリー
(以上、配給:ケイブルホーグ)

トークーイペント:劇場にて会期中、全6回開催予定
         ※毎週金曜or土曜予定。9月上旬に詳細確定。

料金:前売1回券1,200円 ※チケットぴあ、劇場受付にて販売。
   当日一般・大高生1,500円/小・中学生・シニア・シアター会員1,000円
   ※各回入替制

お問合せ:イメージフォーラム(tel 03-5766-0144)