Festival del Cinema Italiano 2002 Tokyo
Viaggio in Italia

2002年5月2日(木)〜7日(火) 有楽町朝日ホールにて

「映画を作れば作るほど、イタリア映画が自分に残した刻印の大きさを痛感している。…私が映画を見ていなかったら、全く別の人間になっていたであろうし、あるいは違うタイプの監督になっていたであろう」マーチン・スコセッシ(『私のイタリア旅行』より)

映画大国イタリアの現在
スコセッシやラウラ・ペッティの話題のドキュメンタリーから、俊英監督たちの最新作まで

2001年に開催された「イタリア映画際2001」は、待ち望んでいた映画祭として、あらゆる世代の観客に支援され、かって隆盛を誇ったイタリア映画が現在も健在であることが証明されたのです。今年も1998年以降の日本未公開10本を集めて「イタリア映画際2002」を開催することになりました。テーマは再び「イタリア旅行」です。ミラノからナポリやブーリアまで、イタリア各地で撮影された作品が揃いました。普通の観光旅行では味わえない、映画によるイタリア旅行をお楽しみください。また、特別上映として数々の傑作を作り続けるマーチン・スコセッシが昨年のカンヌで発表した渾身の4時間ドキュメンタリー『私のイタリア旅行』も上映します。それでは、Buon Viaggio!

☆特別上映
『私のイタリア旅行』(2001年/243min) 監督・主演:マーチン・スコセッシ
3世目のイタリア系アメリカ人であるスコセッシが語るイタリア映画史。30本近くの名作をたっぷり引用しながら、スコセッシ自らが案内人となりコメントを加えてゆく。個人的な“イタリア旅行”でありながら、おそらくこれまでにつくられたいたリア映画をめぐる空前絶後のドキュメンタリー映画。デザイナーのアルマーニが製作に参加。2001年カンヌ映画祭特別出品作品。

☆その他のラインナップ
『もうひとつの世界』(98年)ジョゼッペ・ピッチョーニ
『愛の言葉を信じて』(98年)ミオンモ・カロプレスティ
『ダヴィデの夏』(98年)カルロ・マッツァクラーティ
『真夏の夜のダンス』(99年)プーピ・アヴィーティ
『薔薇色のトラ』(00年)トニーノ・ディ・ベルナルディ
『ラ・カルボナーラ』(00年)ルイジ・マーニー
『そんなのヘン!』(01年)アントニエッタ・デリッロ
『サンタ・マラドーナ』(01年)マルコ・ポンティ
『パゾリーニ、夢の理論』(01年)ラウラ・ベッティ

主催:朝日新聞社、イタリア・シネマ(イタリア映画海外普及公社)
後援:日本におけるイタリア年財団、イタリア大使館、イタリア文化会館
お問い合わせ:tel 03-3797-9932(3月1日より)
□公式サイト(3月1日より)
 http://www.asahi.com/event/italiacinema2002